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みかの原 わきて流るる泉川 いつみきとてか 恋しかるらむ / 素人目線で、好き勝手に芝居のことを綴るブログ。
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かつて東京大空襲で被災した患者を受け入れ治療することができず、助かる命さえ助けることができなかった。
その無念の思いと悔恨を抱き続けた日野原重明氏が、どんな患者もすべて受け入れることができる病院を…と願い作られた病院。
それが『聖路加国際病院』
広いロビー、病院に不釣り合いな礼拝堂など、作られた当初は、華美すぎる、無駄だ、病院ではなくホテルかと蔑まれた。
そんな中、事件は突如起こった。
1995年、地下鉄サリン事件。
次々と運ばれてくる患者、野戦病院さながらの惨状、どこの病院も手一杯で受け入れる場所も手もない。
そんな絶望的な状況で、すべての患者を受け入れた病院があった。
かつて無駄だと言われ続けた『聖路加国際病院』だった。
そして、広いロビーも、廊下も、礼拝堂も、そのすべてが処置室であり病室になった。

以前「プロジェクトX」でこの話を観ました。
ずっとずっと胸に残っていた話でした。
自分の理念を曲げず貫き通した日野原重明氏に、まずは敬意を表して…。

観てきました『ジェネラルルージュの凱旋』!
23:00過ぎにふと予定を見たところ、23:50~の回があるのが目にとまり、車飛ばして観てきました♪

いやいや、堺雅人さん、やっぱり凄すぎます!
あの曖昧で微妙な表情が堪らない。
からかいを含んでいるような声のトーン。
見下しているような視線。
射抜くような眼力。
彼の芝居、たまらなく好き!!

そして『聖路加国際病院』の話を知っているだけに、映画の内容にも震えが来ました…。
もう一つは、トリアージュ。
一般人にも知っていて欲しい、けれど知ってもらったばかりに、映画の中に出てきた車椅子の女性のように、自分で色を変更してしまう可能性も0ではない。
そんな話を、最近よく耳にします。
そういえば、緑判定に異論を申し立て、カードを引きちぎったなんて話しも、玄海地震の時に起こりました。
おいおい…と思いはしましたが、痛みや恐怖や不安から、たとえ緑判定であっても早く診て欲しい!早く治してほしい!と思うのもわかります。
それに、もし自分の家族が黒判定で、まだ息があったとしたら…。
黒判定ということは助からない患者だと暗に言われているということ。
つまり、あとは死ぬのを待つしかない、見殺しにするしかない訳で…。
そんな状況で、やっぱり冷静ではいられないと思う。
ただ、家族だけでなく、判定する医者も、相当精神的負担と葛藤があるはずだよね。

映画の中の断片が、いろんな事を考えさせてくれました。
我が身を振り返るいい機会にもなりました。
やっぱり見に言って正解だったな…。

私は医者でも看護師でもないけれど、せめて『知る』ことはできるから、可能な限りは知っておこうと思っています。
今の仕事に就いて、危機管理や危険予知、回避、応急手当などを学ぶ機会がありました。
また救急救命の研修を受ける機会が何度もあり、実習も行いました。
やっぱり頭だけでなく体で覚えたことは、残るなと思います。
今では、どこかの施設内に入る時は、無意識に非常口と消火器の位置、AEDの有無と位置を必ず確認してしまう癖がつきました。
きょろきょろしてても、あんまり突っ込まないでね;

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