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みかの原 わきて流るる泉川 いつみきとてか 恋しかるらむ / 素人目線で、好き勝手に芝居のことを綴るブログ。
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行って参りました、観て参りました暁の誓い
まず初めに、これだけ言っておきます。
わざわざ東京まで観に行って良かった!
それは、いろんな意味で、です。

さて、ここは芝居のブログなので、ここでは芝居の面でのお話を中心に書いておきます。
別ブログでは別ブログらしい側面からガッツリ書きますので、そちらも併せてご覧ください。
(別ブログらしい側面が気になる方は、メルフォよりお問い合わせくださればアドをお知らせします♪

まずは簡単なあらすじを書いておきます。

榎本と大鳥は何者かに呼び出され、海路で函館を目指していた。
その船上で、現在は藤田五郎と名を改めた元新撰組の斎藤一と会う。
彼もまた、何者かに函館へと呼び寄せられたのだという。

一方、その函館には山縣と、訳も分からず連れてこられた陸奥がいた。
陸奥と共に3人を出迎える山縣、彼らを呼び出したのは他でもない、この山縣だった。
何故呼ばれたのかと詰め寄る4人に、山縣は五稜郭に出るという人斬りの話をする。
しかもその人斬りは「土方歳三の亡霊」であり、彼らに課せられた使命は「亡霊退治」なのだという…。

それぞれに夜を待つ5人。
榎本と大鳥と斎藤は、昔話に花を咲かせる。
話題の中心はやはり土方。
地獄のような過去の戦、散っていった仲間たち、生きながらえている自分。
3人の中に複雑な思いが渦巻く。
更に疑念も沸く。
なぜ自分たちが函館へ呼ばれたのか、なぜ山縣は自分たちを土方の亡霊退治へとかりだしたのか。
「試されているのかもしれない」
これは、本当に新政府へ仕えているのかどうか、それを試す踏み絵なのか…。
それでも、もしも人斬りが本当に土方ならば、彼を守り逃がさねばならない。
3人は同じ気持ちで頷き合う。

一方、山縣は自分の推し進めてきた「廃刀令」を施行することに今は心血を注いでいる。
施行まで2日と迫った今、下らない人斬り騒ぎでやはり刀は必要だと思われては敵わない。
どんな手を使っても、この騒ぎを収める必要があった。
そして陸奥は手駒であり、保険でもある。
訳も分からず巻き込まれた形の陸奥を余所に、函館の夜は更けていく…。

前楽の昼公演は、中程の列の下手側のチケットを確保していました。
そして買えるかどうかドキドキしていた千秋楽は、無事に当日券を購入できまして、なんと最前列下手一番端席!!
昼公演を1度見ていた私は『贔屓がいたら嬉しい席だろうけど…出来れば後方でもいいから、センター辺りで全体を観たかったなぁ!近すぎる上に端だから、見切れも被りもあるし、演出上重要な部分が見えないところもあるし…』と、正直そう思っていました、実際に始まるまでは。
でも、始まってみて、逆に最前列下手端でよかった!と思いました。
榎本さんや大鳥さん、斎藤さんのシーンの多くは下手です。
しかも、榎本さんと大鳥さんの酒を酌み交わすシーンや、牢獄のシーンは本当に目の前で…。
酒を飲みながら、大鳥さんが榎本さんに「本当は恨んでいるんじゃないですか」と詰め寄る大鳥さんのその芝居を踏まえて、続く回想での牢獄のシーンで榎本さんが言った「(五稜郭での切腹を)何故止めた!」という台詞にぐっと胸が詰まりました。
この酒を酌み交わすところから牢獄の回想シーン、続けて酒を酌み交わすシーンへ戻るここの場面を目の前で見られただけでも、あの席で良かった…!と思えました。

舞台上に段差を多く作り、階段も多用されていました。
それをうまく利用して船のシーンや、碧血碑へ向かう山道を表現したりと、間口の狭い舞台を立体的に活用していました。
ただ、小道具というか演出というか、椿が出てくるんですが、最後に椿が枝から落ちてそれにスポットが当たるシーンがあって、残念ながらそれが一番高い位置だったため、半分より前の席ではその演出は分からなかったです。
雰囲気いいのに、残念でした。

今回の芝居では、現在の函館のシーンと回想シーンとが頻繁に入れ替わるので、歴史的な流れがわかっていない人にはちょっと辛いような気がしました。
現在のことなのか、過去のことなのか分かりづらい。
もちろん、シーンが変わる前には殆ど暗転しますし、バックに何年のどこでの話かという文字での補足も出ますけれど、土方以外は衣装も変わらないから、あそこまで頻繁だとちょっと厳しいかなと。
でも、そんな中、斎藤さん役の人は、現在のシーンと回想シーンで芝居を変えて、若かりし頃の斎藤との違いを出そうとしていたように感じましたね。
特に土方との会話のシーンでは、えらく明るくて好青年風でした。

大鳥さんは、微妙にインテリな雰囲気が出ていました。
臆病で気が弱く、優しくて、人をさりげなく庇ったり支えたり、細やかな心配りができる人に描かれていました。
失礼ながら、ああ、なるほど、胃潰瘍で死ぬ訳だ…と思える演出。
これが演出家の指示なのか、役者の解釈なのかは分かりませんが。
いい大鳥さんでした。

土方さんの役の方は、滑舌がちょっと残念な感じ。
声は通っていたのに、勿体ない。
あと、結構みなさん噛んでましたね;
みなさんお芝居はそれなりでしたが、大鳥さん役の人が一人目立って上手かったです。
台詞のないシーンでも突っ立ってないし、表情の芝居も、さりげない視線の芝居も、目を奪われました。

あ、そういえば、あちこちにニヤリとさせられるような歴史小ネタもありましたよ。
中には万人向けとは言い難いものもありましたが、豆知識的なものもw

ラストに一人ひとりスポットがあたって、バックにその後の彼らのことが文字で表示されるのは良かった。
その後の事が表示されるのは以前見た芝居でもあったけど、『暁の誓い』はそれぞれ役者が舞台に立っていて、そこにスポットがあたってたから、名前だけじゃない分、歴史に興味がない人でも「あぁ、この人か」と分かりやすかったと思います。

特に泣ける芝居ではなかったですが、芝居を見ている間は、話がポンポン進んで行ってた印象だったのに、終演後になんかじ~んと来る感じでした。
いろいろと普段とは視点が変わって、本当に良かったです。
来て良かった!!
個人的には、ぜひ再演して欲しいです。

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