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みかの原 わきて流るる泉川 いつみきとてか 恋しかるらむ / 素人目線で、好き勝手に芝居のことを綴るブログ。
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一晩経って。
本当に幻だったのかと思うくらいの空虚感。
そして、今思い出してもうるっと来てしまう。
ここ最近の芝居で泣かされた記憶は、去年『おくりびと』を観た時と、その前のゲキ×シネで『SHIROH』を観た時くらい。
それもこう、うるっと来るくらいだったから、本当に涙流して泣いたのは…どれだけぶりだろう?
トゥイにハマりすぎていたのは認めますが、それだけじゃなく、やっぱり『ミス・サイゴン』という芝居全体の力だと思います。

それにしても、今読み返してみると、昨夜は胸いっぱい過ぎてまともなレポじゃないですね;;
まだ何というのか…こう、一杯いっぱいですが、数日に分けて思いだしたことを、少しずつ書いて行こうと思います。

市村エンジはいつもよりも細かく笑いを取っていましたね。
ストレートに芝居をするところと、小さな笑いを取るところのバランスは本当に絶妙。
小物臭は薄いけれど(やっぱりどう見ても大御所w)、エンジニアの心の動きに納得がいきます。
ダンスのキレもよかった。
いつも以上だったと思います、最後だったからかなぁ?

岸さんのことは、実際あまり良く知らないのですが、カテコでのお話によれば、以前はアンサンブルで参加だったそうですね。
夜は羽目を外すけれど、普段は折り目正しい真面目なジョンが見えました。
11日ソワレから7連投とは思えないほど、声も安定していて、歌い方も綺麗。
休みなくだから相当疲れているでしょうに、素晴らしいジョンでした。
これからが楽しみな方です。

ほのかエレンの、歌の伸びと歌い上げる力は流石だなと思います。
声的には掠れもあって(お疲れだった?)かなり辛そうでしたが…、それでもあそこまできちんと歌えるというのはやっぱり実力・底力だなぁと。
もっとほのかエレン、観ておけばよかったです。
キムとエレンがホテルで出会ってしまうシーン。
私が観るときには大抵いつもキムが落としたメモをエレンが拾っていましたが、千穐楽ではたまたまメモ紙がどこかへ行ってしまい、拾えませんでしたね。
あそこでメモを拾うところは、エレンを演じる方によって微妙に違うので、拾う時の仕草や、一瞬ためらう雰囲気、拾ってからの切ない表情など、あの短いシーンでいろんなエレンの姿が見られて好きなシーンでした。
あぁ、今日のエレンはこんな気持ちで演じているのかなとか、キムに対しての感情など、いろいろ想像できるところだっただけに、個人的にはとても残念でした…。

ラストシーンで、エンジニアが抱き上げていたタムを下ろし、自分の足元に引きよせるようにぎゅっと抱きしめた後、ふらつきながらキムを見に行きます。
それから幕が下り始めて、エンジニアは振り返り、タムへと両手を伸ばしかけたところで幕。
ここは前回観た時と同じだったのですが、エレンが違っていました。
前回はタムの手を取ってうつむき、その手に額を押し付けていましたが、今日はタムをしっかりと抱きしめていました。
あそこまでぎゅーっと抱きしめるのって、今までなかったような…?
最後の最後のエレンは、タムを引き取り、キムの願いをかなえることを決意したんでしょうか。
『ミス・サイゴン』の演出上、本来はタブーなのかもしれませんが、ほのかエレンらしい最後でした。

3月のソニンキムは、ものすごく猫背で何だか怖いくらいの雰囲気がありましたが、昨日のキムはそれがあまりなかったです。(多少猫背だったけど
それは決して、いつもの勢いがない、熱さがないということじゃない。
とても自然体だった感じでした。
芝居が気合いだけで前へ進んでいるというよりも、いつもの『なにか降りてきてる?』っていう雰囲気もありつつ、台詞ひとつひとつや表情の作りが、上手くコントロールできている感じ。
本来の、一番ベストなソニンキムを見られたような印象を受けました。
このキムなら、確かにクリスも惚れるかもしれない。

アメドリやブイドイ、ヘリのシーンでの群舞など、アンサンブルの皆さんの勢いと熱気も凄かった。
すべて出し切るという雰囲気が前面に出ていて、正直圧倒されました。
彼らが舞台と客席のあの熱を作り上げたといってもいいかも。
そう思うくらいの熱い舞台でした。

そういえば、泉見さんは千穐楽が219回目のトゥイでした。
219回死んだということ、とそんな話が出ていましたね。
イベントの度に仰っていたことでもありますが、愛とは何か、トゥイを通していつも自問自答しながら演じてきたこと、自分なりに究極の愛について考えていると。
そして必ず、これを機会に愛について考えてみてくださいと。
…泉見さんにとっての究極の愛は、見えたのかな?
色紙の言葉通り、トゥイの愛を貫けたのかな?
トゥイを、その人生を、最後の舞台で、納得のいく形で生きられたかな?
だったらいいけど…そうであったことを祈ります。

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まさに歌のとおり。
あの熱かった博多座『ミス・サイゴン』は今日の千穐楽を最後に、たった一夜で夢のように、幻のように、消え去っていきました。
けれど、私の心に残された熱と思い出までは、いつまでも消え去ることはありません。
キャストの皆さま、オケの皆さま、裏方のスタッフの皆さま、博多座のスタッフの皆さま、その他この『ミス・サイゴン』に関わられたすべての皆さま、すべてのお客様にありがとうを言いたいです。
特に今日の千穐楽は、スタッフ&キャストすべてが熱く、そして会場のお客様皆さんが熱くて、相乗効果で何倍にも熱く素晴らしい舞台になっていました。
この感覚は筆舌に尽くしがたく…。
大した表現力のない私には、上手く伝えることができそうにありませんが、ほんの少しだけでもこの空気が伝わればいいなと思いつつ、簡単なレポを残したいと思います。
お付き合いいただけますと、幸いです。

さて、ここしばらく本当にテンションがどん底で、前日14日の午前中もまだうだうだ悩んでいました。
でも、泉見さん宛ての最後のカード(バースディカード)を書きながら、行かなかったとしたら、このカードは行き場を失うんだなぁと。
そして、きっと後で後悔するだろうなと改めて考えました。
案ずるより産むが易し。
元々は思い立ったが吉日で行動する方ですので、その気持ちとお隣の部署のお友達(千穐楽チケの嫁入り先w)のメールやらなんやらでの励ましを受けて、動いてみてごちゃごちゃしたことは後で考えるか!と行くことにしました。

並んで待っているときは本当に寒くて辛くて、何度も帰りたくなりました。
異様なほどの風の冷たさに、歯の根が合わず、体は芯から冷え切って…ほんと泣かされました…;
でも、泉見さんの最後のトゥイを観なくては…!とその一心だったと思います。
並んでいるうちに少しづつ冷静になり、これまでの2ヶ月半を思い返していました。
そのたびに、胸が熱くなり泣きそうになり、この舞台に出会えたことの感謝がよぎり、朝を迎える頃には千穐楽を迎えてしまう一抹の寂しさと、その場に立ち会える喜びであふれていました。
寒い中頑張った甲斐があり、無事に目当てのチケ(私にとって最高の席!!)を手に入れて、最後の『ミス・サイゴン』を観られることになりました。

そしていよいよ開演。
最後の幕が上がりました…。

市村エンジ。
最後だからもったいぶらずにすべてを出し切ろうとするかのように、本当に素晴らしいエンジニアでした。
声の伸びも音の出も、以前観たときとはケタ違い!
市村エンジの真骨頂を観た感じ。
あぁ、まさにエンジニア!彼こそがオリジナル!
欲を言うなら、アメドリでの「さぁ!」が出てなくて勿体なかったけれど…。

ソニンキム。
リアルさを目指したキム。
暴走気味な部分もありましたが、それでも今日は今まで見たソニンキムの中で、一番『芝居』が纏まっていたように思います。
表現が丁寧だった。
やり切った感があって、その姿に涙が出ました。

藤岡クリス。
一時期(1月末頃)よりも、痩せたよね?
シャツの程よい身頃の余りと、ジーンズの緩みが見て取れました。(衣装がワンサイズ大きくなったとか言うオチじゃないよね;;)
変なところを見ていてすみません;
芝居が熱いのは大歓迎。
技術的には追いついていない(単調)かなぁと思うところもあるけれど、素晴らしい歌唱力でカバー。
あともう少し声が前に出るようになるといいなぁ。

岸ジョン。
素晴らしい仕上がりの、最高の『ブイドイ』でした。
岸ジョンの『ブイドイ』で初めて鳥肌が立ちました。
非常に丁寧に歌っていたなと思います。
素敵でした。
そして、今日もドリームランドのシーンでは、何気に左頬にキスマークがついてましたよw

ほのかエレン。
芯の強い、気も強いイメージのエレン。
しっかりとした自分の意見がある、大人の女性、そんな雰囲気。
キムに会ってから思い悩み、感情をさらけ出すエレンにジンと来ました。
エレンという役は、好きです。

菅谷ジジ。
大好きなジジ。
気が強くて、大人で、色気があって、自信もあって…。
でも、優しさも見え隠れする。
幸薄い印象だけど、幸せになってもらいたいと思うジジでした。

みいタム。
ちょっとおねむかな?と思うところがときどき見受けられました。
今日はあんまり乗り気じゃなかったのかな?
トゥイにタムを見せるシーンでは『タム!』とソニンキムが呼んでも出てこなくて、ちょっとドキッとしました。
きっとリピーターの方はみなさん同じ思いだったかとw
キムが『タム』と2度目に呼んで、やっと走り出してきました。

そして、泉見トゥイ。
結婚式のシーンに乗り込んで行くところで「早くここから出て行け」とキムの友人たち(ドリームランドの女性陣)に言う時の表情が、一番最初に観たころと違って、とても優しげなものになっていましたね。(後半そうでした)
そして、キムを見つけた時のあの嬉しそうな表情!
なのに、あれほどきっぱり拒否されて…。
二度目に探し当て、迎えに来た時の表情は『生きていたんだな、良かった…』と本当に安堵したような感じでした。
ソニンキムの拒否の仕方は本当に手厳しく、トゥイの愕然とした表情や今にも泣きだしそうな表情が、更に悲痛なものに見えます。
キムを迎えるために、人民委員長にまで上りつめ、そして拒否されて。
それでも『自分のキムへの愛を貫くため』そして、『キムとその子を生かすため』には、もう自分が死ぬより他なくて…。
あんな形でトゥイの愛は昇華したんだなぁと思います。
トゥイにとっての究極の愛の形。

泉見さんが『愛を失い命を失う』日々からは、これで解放されてほっと安堵していますが、それでもトゥイは、やっぱり私の心の中に生きています。
…トゥイ、『ミス・サイゴン』の登場人物の中で、一番大好きでした。

カーテンコールは、最後だけに本当に長かった。
アンサンブルの青組さんから代表の挨拶、他に3名の挨拶があり、メインキャスト全員の挨拶があり、タム3名も出てきてごあいさつ。
タム達、本当に可愛いですね~vvv
泉見さんの挨拶時に、市村さんから『お誕生日おめでとう』と、花投げ用のお花を内ポケットから出して手渡されてましたw

あ、花投げは、泉見さんまた上手に移動して投げてましたね。
うん、わかってる。
きっと上手がFCチケの席だったんだよね。
でも、恥ずかしながら先日、千穐楽のチケが手に入った喜びで浮かれて、思わずカードに席番書いちゃった(アホ;;)ので、それを読んで、上手に投げてくれたんだ!!と勝手に解釈して喜んでおくことにします。
思いこみ、思いこみ。それで楽しければ、いいでしょ?(ダメ?;;
…うん、実際の私は、当日券で下手泉見さんの正面にいたんだけどさ…orz

これでしばらく泉見さんの舞台姿とはお別れになります。
次は9月の『ヴァンパイア』
寂しいけれど、仕方無いですね。
9月の時には、今回みたいに毎回カードを贈るかどうかは分かりません。
実はこのカードは、トゥイという役がキツいだろう泉見さんを、ほんの少しでも励ますことができたら…との思いで、観劇の度に届け続けたものだからです。
9月の演目では、もうキツいということはないでしょうし、普通の観ているだけで幸せなファンに戻ろうかななんて思っています。
まぁ、その場になってみないと分かりませんけれどねwww

本当に幸せで充実した2ヶ月半でした。
この何とも言えない喪失感に耐えられるか少し不安ではありますが、次の素晴らしい舞台を観るためにも、充電期間としたいと思います。(気持ち的にも、お金的にもwww
この出会いを、ありがとうございました!
We Love Miss Saigon!!

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とか、ゼンザのマネして歌っても、奇跡は起きるはずもなく;
んー、なかなかテンションって、上がらないものですねぇ…。
少しでもテンションあがるように、昨日、今日と、泉見さんへのバースディカードを作っていました。
まだ完成じゃないけれど、一部を公開してみる♪

090312_2217~01.jpg






 

ポップアップになっている、バラなんですけれど…;
バラに、見えます?(ちょっと不安)

そして、本日は先延ばしにしていた3月10日ソワレのレポを、極々簡単にですが上げたいと思います。
先に謝っておきます。
正直なところ、泉見さんとさとししか観ていませんでしたwww
…ゆ、許して;

2列目でみるアメドリは、やっぱり迫力が違いますね!
しかもさとしだから、更に熱かった!
さとしの芝居と表情は、とても分かりやすくて大好きです。
エンジニアは、ある意味この芝居のストーリーテラー的役割を担っている気がするので、アドリブでちょっと説明的なセリフが入るのもありだなぁと思います。
ラスト近くのキムの『違うわ、あの人来るわ』(歌詞違うかも…)のところで。
『違うわ』の後に『違うの?』といいつつ怪訝そうに、そして『あの人来るわ』の後に「あ、来るの?」と安堵したように笑ったりします。
あれ、好き、うん。
それから、アメドリ冒頭の『母親の客引きでした』で物凄く辛そうな苦しそうな表情をして、吐き捨てるように歌うのに、毎回胸が痛くなります。
タムには自分を、キムには自分の母親を重ねて見ているって解釈で、あってるのかな~。
何だかそんな風に見えます。
あと、稀にキムへ辛くあたりつつも、微妙に見せる優しさが、母親への憧憬とも取れるような…。
たぶんタムには幸せになって欲しい、自分と同じ境遇には合わせたくないと、きっとどこかで思っているんだよね。
ラストシーンでは、タムを下ろした後、もうタムを振り返ることなく、キムへと視線を注いでいました。
そのエンジの姿は、自分の中の母親像と、タムに命をあげた母親としてのキムの差に、愕然としているようにも見えました。
あー、やっぱりさとし、好きだなぁv

岸ジョン。
ドリームランドのシーンで、いつの間にやら左頬に真っ赤なキスマークが!!
あれ?こんな演出、今まであった???
全然気が付きませんでしたが、これまでもあったのかな?

藤岡クリス。
ちょっと叫びすぎじゃないですか;
喉大丈夫かなぁと、心配してみたり。

泉見トゥイに泣けるのはやっぱり変かなぁ。
周りに迷惑かけないように、毎回出来るだけ息を殺して(止めて)耐えていますが、こみ上げる涙だけはどうしようもなく…。
芝居で泣くことは殆どないから、実はかなり恥ずかしいんですけど!!;
キムに撃たれたトゥイは、ひきつった微笑みを浮かべつつ振り返り、キム!と叫んでました。
うん、やっぱり、泣いた…。
カテコでの泉見さんは、花投げの後、平静を装いつつも何度も眉を寄せて、本当に辛そうだった。
どう見ても、泣きそうになっているのを必死で堪えているようにしか見えませんでした。
…それを見ているのが、本当に辛かったなぁ。
席が近すぎるのは、こういう時に困りますね…。

カテコ花投げ後に、多分落ちていたんだろう黄色いガーベラを、さとしが耳にかけていました。
あぁ、とんでもなくアホの子っぽいよw
可愛いなぁwww
そして皆さんがハケていった後も、ステージ上手前ツラで、いつまでもハケていかないさとし。
それに痺れを切らしたように、藤岡さんがセンター奥から登場。
とんとんと肩を叩き、ハケますよとジェスチャーで示すと、二人でセンター奥からハケて行きました。
…と思ったら、さとしが藤岡さんを押し戻し、素でよろめいた藤岡さんはあせりつつ体勢を立て直して、何を思ったか客席に向かって土下座してからハケていきました。
照れ笑いの藤岡さんが、何か可愛かった。
それにしても、斜舞台だから、押すのは危ないわよ、さとし~;

舞台は最高でした。
席も近くて、信じられないくらいテンションあがりました。
そして、泉見さんの辛そうな姿も普段以上にストレートに感じてしまいました…。
この燃え尽き感は、きっとそのせいだろうと思います。
最後に、いい席で観過ぎたのかも;;

昨夜、個人的ライフワーク(もう、ある意味人生の一部)に関係することで、自らの非力さをどうしようもなく思い知りました…。
おかげで、さらに凹んでいます…(´;ω;`)
それでも陽は昇り、時は過ぎていく。
そして仕事もやってくる。
更に千穐楽も近づいてくる。
愚痴っている場合じゃないし、そろそろ決断しなくてはね!

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旅行より帰宅。
一日目の『ミス・サイゴン』マチネが終了した時点で、私の旅行は終わったも同然(←)でしたが、楽しかったですv
だいたいいつも芝居はひとりで行くので、リピーターの方と観て、あれこれ話す機会はありません。
だってお芝居好きな人、周りにいないんだもの…orz
でも、今回初めてリピーターの方とご一緒させていただいたので、普段できないあれやこれやを話す機会に恵まれて、めっちゃ楽しかったですよ♪
たまにはこういうのもいいねぇ。

そんなわけで、いつものレポ行きます!

筧エンジ。
かなり曲に忠実に歌っている印象。
変なアドリブもなく、ミュージカルらしい芝居でした。
ただ、歌が少し走りすぎな印象で、慌ててオケが追っかけているみたいな所が少しあったかな?
でも一緒に行った職場の人たちは、初ミュージカルの人も多かったので、聞きとり易くて良かったかなと思います。
それから印象的なのが、一幕ラスト。
命をあげようの後にエンジニアがキムとタムを迎えにきて、バンコクへと旅立つところ。
二人のところへ来た筧エンジが、キムとタムを抱き締めるのが、こう…家族的というか仲間意識というか、そういう雰囲気があって、ぐっとつまりました。
筧エンジ、めっちゃよかったぁv

ソニンキムは相変わらずのテンションで、トゥイにタムを奪われる時のあの食らい付き方に『ダメ!この子は渡さない!』っていう母親の姿がはっきりと見えるけど、でもタム役の子、痛いだろうなぁと余計なことを思ってしまいました…。
ほんと、痛そうだったんだもの…;

あと、2幕で、ベトナムとアメリカでそれぞれキムとエレンが歌うシーン。
魘されて飛び起きたクリスを、抱き締めながら歌うエレンを見ていました。
歌が終わり照明が落ち始めた時のこと、クリスが自分の肩に置かれたエレンの手に、そっと自分の手を重ねたのです。
あぁ、クリスは今、妻であるエレンを愛し信頼しているんだなぁと感じました。
苦しく辛いベトナム時代のことをまだ話すことができなくても、いつかは…と思える瞬間でした。
実際は、キムとタムのことを知って事態は急変するんですけどね。

泉見トゥイ。
やっぱり出てきただけで涙ぐむ…orz
完全に手遅れの末期です。
リンチを受けるキムの姿を直視できず、チラ見しては眉を寄せ目を閉じて顔を背けているトゥイが、毎回とっても痛々しいです…(´;ω;`)
神田トゥイも、同じ様に顔を背けてたりするのかな…。
そしてトゥイがキムに撃たれるシーン。
また微笑んでたら号泣しちゃうよ~とドキドキしていましたが、今回の泉見トゥイは、微笑んでいませんでした。
そのかわり、撃たれて振り返り、苦しそうな悲しそうな表情で『キム!』と名を呼んでいました。
微笑んではいなかったけど、やっぱり泣いた…。
でも、カテコは笑顔だったな、泉見さん。客席に手も振っていたし。
最後が笑顔だと、ちょっとホッとする。
それからもうひとつ。
一幕終了後、博多座の客席2階ロビーに飾られている、キャストのサイン色紙を改めて観ながら思ったんですが、トゥイはキムに引導を渡してもらい命を絶つことで、自らの愛を貫いたのかなぁって…。
泉見さんの色紙に『愛を貫く…』と書かれていたので、それが妙にずしんと心に響いたのでした。
何度も色紙は見たけれど、こんなにずっしり感じたのは初めてでした。
そうか、そうなんだなぁ…と妙に納得。
愛を貫いたトゥイは、幸せだったのかな。
そうならいいな。
それが、あの微笑みに繋がっているとしたら…いいけどな。

あ、あと、開演前に吃驚するような、幸せな事がちょっとあったけど、それは心の中にこっそりしまっておきますvvv

次は10日のソワレ。
考えてみたら、もう次回のソワレと千穐楽の2回しか観ることはないんですね…。
寂しいなぁ…(´;ω;`)

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本日3月4日(水)ソワレを観てきました!
4時半くらいに博多座前の交差点に差し掛かったところ、自転車に乗った背の高い兄さんが…。
何気なく見上げたら…。
はぅッ!!岡さんだぁ!!
吃驚して思わずその場で立ち尽くす私。
いきなり立ち止ったからか、岡さんがこっちを見た…あ、目があった!
…えーっと、こういう時には、どっ、どうすればッ!!?
そして思わず目をそらす私…ヘタレ…orz
ちょうど入り時間だったんでしょうね、信号が変わると颯爽と去って行かれました。
はぁ、それにしても普通に風景に馴染んでました。
私以外誰も反応してなかったし;

というわけで、本日は1階L列下手通路寄りのサブセンでの観劇。
観易くていい席でしたよv

今日の市村エンジ、1日の立ち見のときよりももっと凄いエンジでした!!
まさにエンジニア!!
ちょっと堂々とし過ぎな気もするけれど、まぁその辺は市村さんだから仕方ないとして…。
2幕ラストで、抱っこしていたタムを下ろした後、タムを足もとにぎゅっと引き寄せる姿が、泣けた。
アメリカへ行ける行けないよりも、母親を目の前で失ったタムへの憐憫が見えて…。
はぁ、やっぱり市村エンジはいいですv

照井クリス。
前回のクリスが嘘のように素晴らしかった!
今回のこそ、本来の照井クリスなんだね、きっと!!
優しくて暖かくて、大人の雰囲気のクリスでした。

ソニンキム。
相変わらずの迫力。
カテコはふらふら、足元おぼつかない感じでしたね。

岡ジョン。
ブイドイで涙出た;;
あと、クリスの『彼女はハスの花~♪』の後の『ハスですかッ!?』が大好きですvvv
あれ、最初に観た時には『ハスぅッ!?』だった気がしたんだけど、変えたのかな。
もちろん、今の方が好きv
ヘリに乗り込む時、ヘリにクリスを押し込んだ後で一瞬振り返る岡ジョンの表情が苦く見えて、そこでもぐっときます。

泉見トゥイ。
1幕でもう泣く、泣く;;
出てきただけで涙ぐむとか、もうかなり末期だわ、私。

そして、今日一番の泣き所。
キムに背を向けて撃たれた後、ゆっくりと振り返り倒れながら…トゥイが微笑んだのよ…。
キムと名を呼んだようには見えなかったけど、表情は確かに微笑んでたの…。
『これでいいんだ』
『キムのため、自分のためにも、これで良かったんだ』
そう言わんばかりの満足げな、ある意味幸せそうな微笑み。
それを見たらもう、涙がぶわっと…(´;ω;`)
気持はわかるけど、なんで微笑むのよ、観てるこっちは辛いじゃないのさ…。
トゥイは毎日ああして愛を失い、引き換えにキムへと命をあげて(繋いで)いるんですねぇ…;;

『愛する人の子どもを、殺せるわけがないじゃないですか』
以前イベントで、そう確かに泉見さんが仰っていたと記憶しています。
だからこそ、あのシーンは、自分をキムに殺させるためにタムを殺すふりをしたという泉見さんの解釈が成り立ち、だからこそ、死に際に微笑んだことに安堵と納得と幸福が綯い交ぜになって見えるんですよね。
…はぁ、やってる泉見さんも辛いでしょうが、観る側もそう解釈して観ると、相当辛いです…。

それにしても、今まで私が観た回では、あんな風に微笑んだことはなかった気がします。
泉見さんの中で、また何かが変わったのかなぁ。
カテコでも、今日は結構笑顔だった気がしました。
回を重ねるごとに、1幕は『トゥイの悲恋物語』として私の中で定着しています。
…ここらで怖いと聞いた神田トゥイを観て、冷静になるべきかな?www

次は…7日のマチネ。
博多座での『ミス・サイゴン』もあとわずか。
私も、後悔しないように、頑張って観劇したいと思います!!

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