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早速ですが、昨日の『ミス・サイゴン』ソワレのレポです。
っていっても、相変わらず思いついたことをちょこっと書くだけですので、あまり期待なさいませんように。
ムーランルージュ前の別所エンジニアとオーナーの会話のシーン。
いつもとちょっと違う雰囲気のオーナー。
『今まで世話になったな』
『なんですかこれ』
『…ハムだ』
と、オーナーにハムを渡されていましたw
別所さんのエンジニアは初めてでしたが、おおらかな感じのエンジニアですね。
あと、タムに一番優しいエンジニアかも?
ラストシーンでキムが倒れている姿をタムに見せまいと、エンジニアはタムを抱き上げたまま背を向けて抱きしめるんですが、対面で抱き上げたまま背を向けたら、タム見えちゃうでしょう!!
ていうか、それ、タム、絶対見えてますよ!!
と、筧エンジでも橋本エンジでも思ったんですが、(今のところ)唯一別所エンジだけが、背を向け抱きしめて、なお且つタムの帽子を左手でぐっと押し下げて視界を遮るんですよ。
もう、あれがよくて…。
でもその優しさが高じて、キムに対するのも痛くないように、危なくないようにって見えちゃいました。
そこはちょっとエンジニアっぽくないかなぁとか…?
井上クリスの繊細で弱気なへたれクリスに、磨きがかかっていました。
冒頭のキムとクリスが初めて一夜を共にするシーン。
部屋へと移動する時に、キムに手をひかれて行くのですが、腰が引けているというか、ぐいぐい引っ張っていかれているというか…。
物凄いへたれな雰囲気。
その後のジョンに休暇を申請する電話のシーンでも、テンション高くて、あのはしゃぎっぷりは何だと。
可愛すぎるでしょう、クリス。
さらに2幕、ホテルで心情をぶちまけるシーンでも。
最初はぽつぽつぼそぼそと話し、途中でフラッシュバックしたのか逆ギレみたいに声を荒げて…。
あぁ、心を病んでいる(いた)んだと、キムを救えなかったことが大きな傷になったんだなぁと改めて感じられました。
だからこそ余計に、シルビアエレンの大らかさというか包み込むような大きさが活きた感じでした。
井上クリスとシルビアエレンは、心を病んで神経質になっているへたれクリスとアメリカ人女性らしい芯が強く包み込むような優しさのあるエレンに見えるのが好き。
2幕目のキムがトゥイにタムを見せるシーン。
当時のベトナムでは『ブイドイ(混血児)』は罪の子、恥の子という認識なので、見られるわけにはいかないのです。
そこでトゥイが、小屋の入口のカーテンを慌てて閉めに行きます。
ところがここでハプニング発生。
今日のカーテンは下手のセットに引っ掛かっていたのか絡んでいたのか、閉まらない。
でも早く閉めて、タムとキムへナイフを振り翳さないといけない。
時間もない!焦る!
泉見さん、セットを左手で押さえ、カーテンを力任せに引っ張ってなんとかカーテンを閉め、ギリギリにナイフを振り上げて事なきを得ました。
でも、慌て具合や力任せって感じが、逆にトゥイのショックや荒々しさの表現にマッチしていて良かったです。
怪我の功名?
セットから上手側になにか落ちたみたいでしたけど。
セットの一部か、カーテンの切れはしか…???
これこそ、生の舞台の怖さであり、(見てる側は)面白さでもあり。
別所さんと井上さん、シルビアさんの楽だったので、立見も殆ど埋まっててすごかったです。
大盛り上がりでした。
後から売り切れる直前に取ったので、3階席下手の遠い席でしたが、会場全体の熱気でテンションあがりました。
カテコでは岡さんの進行で、楽だった3人の御挨拶がありました。
そして岡さんは150回目、新妻さんは100回目の記念の日だったそうです。
またカテコ後にも楽の3人が幕前に出てきて、一言づつ御挨拶されました。
いつも泉見さんはカテコの時に笑顔が少ないです。
きっとトゥイがキツいんだろうなぁと思いますが…。
『ああいうラストシーンだからカーテンコールでは笑顔を心がける』って演出の方だったかな、仰っていたと泉見さん自身が仰っていたんですが、なかなか厳しいでしょうね…。
最後の衣装が軍服なのが更に悪いのかな。
ちょっと痛々しく感じる時すらあるんですよね。
…笑顔のトゥイとか、夢でしか見られないのかな。
って、あれ?
私はトゥイに恋している小娘かっての(笑