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みかの原 わきて流るる泉川 いつみきとてか 恋しかるらむ / 素人目線で、好き勝手に芝居のことを綴るブログ。
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本日観劇したのは井口誠司さんのひとり芝居「籠の鳥 ~黄昏、…或いは暁の君 徳川十四代将軍 家茂~」です。
先日告知した芝居ですよ。

すごーく早く会場に着いてしまったんですが、その会場は法泉寺というお寺。
これから法事が始まるような様子でしたので一旦通り過ぎ、旧吉原家住宅なんかをじっくり見学したりして時間を潰しました。(といっても、楽しく堪能させていただきましたけど(^-^
13:45になってもまだ法事が続いていたので、入っていいものかどうか躊躇していましたが、井口さんの身内の方かと思われる方々が中へと入られたので、様子を見つつ私も中へ…。

三間続きの和室の奥が一段高くなっていて、そこに上手を枕にしてお布団がひと組、その上手にはキーボードが据えられています。
布団の手前には、ライトが上下に1台ずつ置かれていました。
これが舞台っていうわけですね。
どこに座っていいものか迷いつつ下手側に座っておりましたら、法事が終ると同時に、みなさん会場へ!
わ、すごい、この広いお座敷が満杯ですよ!

そんな中で芝居が開演されたのでした。

まずは芝居の簡単な流れから。

白い布団が敷かれた部屋に、まるで死に装束かと見紛う夜着で現れたのは家茂。
拍子木と附け打ちに合わせ、くるくると場面が変わっていく。
時に、竜馬のもとで幕府相手に船上から砲弾を打ち込んだり。
時に、江戸城で慶喜を将軍と崇め、三百藩の諸侯や老中らとともに傅き。
時に、大権現(家康)の怒りを買い、打ち据えられ…。
人と場所と状況が、目まぐるしくかわっていく。

やがて目覚める家茂、場所は大阪城。
かの件は、病床の彼が見た取りとめのない夢だった。
けれどそこには家茂の苦悩、悔恨、理想が密かに表れている。

勝を前にし、夢の内容を語りだす家茂の話は、次第に思い出話に変わっていく。
そこから流れるように家茂の心情が吐露され、苦悩も晒され、まるで死に際の走馬灯のように話は続き、それが次から次へと冒頭の奇妙な夢にリンクしていく…。


オープニングの曲がとても綺麗で、聴いてる内に泣きそうになりました。
家茂と和宮のことに思いを巡らしたら、余計に泣ける曲ですね。
音楽の制作も演奏も、森洋一さん。
もう一度静かに聴きたいなぁと思いました。
CDあったら買いそうです。(ないけど

まさか附け打ちが入るとは思ってなかったので、とても驚きましたが「こう言うのもいいかも!」と思いました。
ただ、下手側の方からは「附け」の方の姿が見えなかったので、附け打ちが入るっていう心の準備が出来ていなくて、ご高齢の方など飛び上がって驚いてました。
上手側の方は「附け」の方の姿は見えてたのかな?
ご高齢の方にとっては、ちょっと心臓に悪い演出だったかもしれません。

井口さんについて、まずは所作が綺麗な方だなぁと感じました。
ただ滑舌がもうひとつだったかも?
来場者の殆んどがご高齢の方だったので、台詞に聴き取り辛い所があったように思います。
(お客さん隣同士でのセリフの確認なども見られたので…)

前半は緊張からか、セリフが何処と無く空回りしているように感じました。
視線もいまいち定まっていないように見えました。
でも、後半は大分落ち着いてきて、言葉に気持ちが入って来てました。
家茂らしく見えてましたね。

井伊大老との遣り取りの演じ分けは、すごく良かったです。
声音も、視線も、間も。

全体的に、スピード感があるのはとても良いけれど、なんとなく一本調子な感が否めないのは勿体無い気がしました。
(間や演じわけ、附け打ちや音楽、場面転換などで工夫の跡は見えましたが)
セリフを追うので一杯一杯…みたいに感じたのは、きっとセリフの速さや間が、早くて単調だったからかもしれません。
ひとり芝居って、本当に間が難しいですよねぇ。
難しいことだけど、そこが改善できたらもっと整理できて洗練されると思います。

しかし、あの長さのセリフをすべて覚えるってだけでも、本当にすごいですね…。
記憶力が限りなく0に近い私は、それだけで尊敬に値します。

終演後、アンケを書いてご提出。
内容らしきものは何もないアンケですみませんでした…orz

そして予告通り「家茂所縁の菓子」を差し入れさせていただきました。
その品とは「とらや」の羊羹。
上洛したときには、この「とらや」が将軍の菓子御用を承っていたようです。
また、孝明天皇などから家茂に数々の「とらや」の菓子が贈られたようですが、当時と同じ菓子は今販売されていません。
辛うじて家茂が孝明天皇へ送った菓子のひとつが、今も販売されています。
それが羊羹「夜の梅」です。
甘いものがお好きかどうかわからなかったので、さすがに一棹贈るのは多すぎるだろうかと思い、小形羊羹の5本セットを贈らせていただきました。
…足りなかったかも;;


これからもっといい芝居を見せていただけるんじゃないかなぁって、期待が高まりました。
ひっそり応援しつつ、楽しみにしています。
 

というわけで、さらにチラシをいただいてきました!
10月11日、12日に行われる自主製作映画上映会にて上映される作品にも、井口誠司さんがご出演とのこと。
さらに「EGO RHYTHM」という作品の音楽は森洋一さんがご担当。
チケットもその場で買っちゃったし、こちらも楽しみにしています。
もう1作品のチラシのことも含めて、改めて後日告知してみようと思います。

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